キッチンで欠かせない毎日の相棒、スポンジ。しかし、使い終わったスポンジは湿気を含み、細菌が増えやすい状態になります。そこで、簡単に実践できるスポンジを清潔にする方法をお伝えします。この記事では、以下の方法を紹介します:
- 重曹を使った清掃法
- 漂白剤を活用した清掃法
- その他、簡単にできる清掃法
日々頻繁に使うものだからこそ、手間をかけずに効率的に清潔を保ちたいですよね。既に多くの方が知っている重曹や漂白剤を使った方法も良いですが、もっと簡単に、さっとできる方法もあわせてご紹介します。
キッチンで使える食品グレードの重曹でスポンジを安全に消毒
重曹は、キッチンやバスルームの掃除には欠かせないアイテムです。この記事では、食品にも安全な重曹を使って、スポンジを消毒する方法をご紹介します。
【必要な材料】
- 重曹:約大さじ1
- 酢:約大さじ1
【消毒の手順】
- 使ったスポンジをよく洗い、余計な水を切ります。
- 重曹をスポンジに均一に振りかけます。
- その上から酢を等分にかけます。
- 泡が出てくるので、この状態で1〜2時間放置します。
- 最後に、スポンジを水で洗い流し、しっかり乾燥させます。
この際、酢の代わりにクエン酸を使用することも可能です。重曹と酢(またはクエン酸)の反応で泡が出ますが、これは無害ですので心配ありません。
スポンジの重曹使用法:除菌ではなく静菌
よくある誤解ですが、重曹には殺菌作用はありません。その主な機能は「静菌作用」で、菌の増殖を抑えることに特化しています。ですから、重曹の使い方としては、除菌後のスポンジに使い、菌の増殖を抑えるのが適切です。スポンジ内の菌を実際に取り除くには漂白剤が必要になります。
- 食器を洗う際、スポンジを使います(この時点で菌が増えています)。
- 漂白剤でスポンジを洗い、菌を除去します。
- 再度、食器洗いにスポンジを使います。
- 菌が再び増えないように、重曹を使用します。
この流れで、重曹と漂白剤を目的に応じて使い分けることがポイントです。次に、漂白剤を使った具体的な洗浄・殺菌方法について解説します。
スポンジをピカピカに!漂白剤で徹底消毒
重曹だけでは取りきれないスポンジの奥深くに隠れた菌も、漂白剤の力でしっかりと除菌できます。化学的反応により、細菌を根こそぎ除去する方法をご紹介します。
【必要なもの】
- 漂白剤:適量
- 洗い桶:スポンジがすっぽりと浸かるサイズ
【消毒手順】
- 使用済みのスポンジを水で良く洗い、余計な水分をしっかり切ります。
- 洗い桶に水を満たし、指示された量の漂白剤を加えます。
- スポンジを溶液に5分ほど浸します。
- 使用後は、スポンジをきれいな水で洗い、しっかり乾燥させます。
※注意:漂白剤はスポンジによっては色落ちや素材の劣化の原因になることがあります。使用前には材質を確認してください。
簡単&スピーディー!スポンジ消毒の三つのコツ
実は、使用後のスポンジには数百万の菌が潜んでいることがあります。しかし、毎回漂白剤を使うのは手間もかかるし現実的ではないかもしれません。そこで、忙しいあなたにぴったりの簡単な消毒方法を紹介します。
- 電子レンジを使った消毒
- 液体洗剤を使った消毒
- 沸騰したお湯を使った消毒
これらの方法なら、手間をかけずにスポンジを清潔に保つことができます。それでは、具体的な消毒方法を見ていきましょう。
電子レンジでスポンジ除菌【おすすめ度★★★】
細菌は高温に弱い性質があります。そのため、家庭で手軽に利用できる電子レンジを使用してスポンジを簡単に除菌する方法があります。たったの2分で、スポンジを清潔にできるのです。
【電子レンジ除菌のやり方】
- スポンジを洗って、少し水分を残します。
- そのスポンジを電子レンジに入れ、600Wで2分間加熱します。
- 熱くなるので、取り出すときはトングを使うと安全です。
スポンジの材質や電子レンジの機能によって加熱時間を調整する必要があります。初めて試す場合は、短い時間から始めることをおすすめします。
※電子レンジの設定に注意して、可能であれば600W未満で加熱することで、より安全に除菌できます。加熱しすぎはスポンジを傷める原因になるため、気をつけましょう。
キッチン専用洗剤でスポンジを簡単消毒【おすすめ度★★】
電子レンジの使用に抵抗がある方、電気代を節約したい方やスポンジの耐久性が気になる方には、キッチン専用の液体洗剤を使用した消毒方法が適しています。市販されているキッチン洗剤には、スポンジを消毒するのに有効な成分が含まれているものもあります。
【必要なもの】
- キッチン用液体洗剤:約8ml(商品によって異なる場合があります)
【消毒方法】
- 使ったスポンジをよく洗ってから水気を切ります。
- スポンジに約8mlの洗剤をかけます。
- スポンジを揉み込んで洗剤を全体に行き渡らせた後、次に使うまでそのままにしておきます。
経済的で環境にやさしい!沸騰水消毒法【おすすめ度★★】
漂白剤や洗剤を使わずにスポンジを消毒するなら、沸騰水がおすすめです。この方法はコストもかからず、環境にも優しいですが、少し時間は必要です。追加で汚れを落とす作業も不要です。
【必要なもの】
- 沸騰水:90℃程度
- 洗い桶:スポンジがすっぽり入る大きさ
【消毒の手順】
- スポンジをしっかりすすぎ、余計な水は切ります。
- 洗い桶にスポンジを入れ、90℃のお湯をかけます。
- 15分ほど放置した後、スポンジから水分をしっかり絞ります。
沸騰したての100℃のお湯ではなく、90℃前後のお湯がおすすめです。電気ケトルで温度設定ができる場合は、そのまま使うと便利です。
スポンジの交換時期、みんなはどうしてる?
キッチンスポンジをどのくらいの期間使っているか、意見はさまざまです。3ヶ月使う人もいれば、1ヶ月で新しいものにする人も。
一般的に、スポンジの価格によって推奨される使用期間が違うようです。例えば、100円のスポンジは1ヶ月、200円のものは2ヶ月、300円のものは3ヶ月が目安とされています。いくら定期的に消毒しても、清掃効果が落ちてしまったら替え時です。
だから、100円スポンジを1ヶ月ごとに新しくするのがベストだと思います。価格も手頃なので、定期的な交換を心がけたいですね。特に湿気が多い時期は、スポンジからの嫌な臭いが細菌の増加を教えてくれるので、気を付けましょう。
まとめ
スポンジの消毒の仕方について、これまで重曹や漂白剤の使用に焦点を当てて調査してきましたが、以下が特に重要なポイントです:
- 重曹は主に菌の増殖を抑える効果があり、完全な消毒には向いていません。
- 漂白剤を用いた方法が最も消毒に効果的です。
- スポンジは使用後1ヶ月で新しいものに交換するのが最適です。
スポンジを清潔に保つためのコツは、実は使用期間を短くすることにあります。適切に消毒しながらも、使用状況を見て定期的に新しいものに交換するのが、清潔を保つための最良の方法です。