「クロコダイルゲーム」は、昔アミューズメント施設で人気を博したアクションゲームで、動くクロコダイルを専用ハンマーで叩いて点数を競うものです。
多くの人にとって、子供の頃の楽しい思い出の一つです。この記事では、幼稚園や保育園での遊びとしての活用方法や自宅での手作り方法を紹介します。
DIY「クロコダイルゲーム」の作成方法(牛乳パック利用)
ここでは牛乳パックを使用して手作りする「クロコダイルゲーム」の作り方を詳しく説明します。
必要な材料
- 牛乳パック 12本(または6本)
- 色画用紙
- PVCパイプ(ラップの芯や木製の棒でも可)
- 合板
- 段ボール
- すずらんテープ
- 針金カッター
- 電動ジグソー
- 段ボールカッター
- 万能はさみ
牛乳パックで作るクロコダイルの本体
- 牛乳パックに緑の色画用紙を貼ります。
- 口部分に赤い画用紙を左右と前面に取り付けます。
- 白い画用紙で歯を作り、貼り付けます。
- 白目を白い画用紙で作成し、目を付けます。
- 目やその他のディテールを描いて完成させます。
※牛乳パックはハンマーで叩くと潰れやすいので、内部を三角に折った牛乳パックで補強して強度を増す必要があります。
自作クロコダイルのハンドル作成法
PVCパイプ、プラスチックラップの芯、または木製の棒を牛乳パックから15センチメートルほど突き出るようにカットします。ハンドル部分にはビニールテープを巻いて形を整えます。
簡単なクロコダイルゲームの作り方
牛乳パックを使って立体的なクロコダイルを作るのは楽しいですが、もっと手軽な方法もあります。
まず、画用紙にクロコダイルのデザインを描きます。そのデザインを切り抜き、ラミネートして耐久性を向上させます。クロコダイルの本体には割りばしを取り付けて支え、ダンボールを土台にして画用紙で装飾して完成させます。
この方法なら、画用紙だけで簡単に作ることができます。
DIYクロコダイルゲームの材料
手作りクロコダイルゲームには様々な材料を使用できます。ここでは、牛乳パックやペットボトルをクロコダイルの本体に、ダンボールを土台に使用した例を紹介します。
牛乳パック【クロコダイル本体】
- 牛乳パック(1体につき2.5パック使用)
- はさみ
- カッターナイフ
- 定規
- 接着剤
- スポンジ
- 緑の模造紙
- 赤い画用紙
- 白い折り紙
- 緑と黒のマーカー
- ガムテープ
- セロハンテープ
- 新聞紙
ペットボトルで作るクロコダイル本体
- ペットボトル
- 緑の色画用紙
- 多色の粘着テープ(緑や赤)
- 新聞紙
- プラスチックラップの芯やその他の棒材
※ペットボトルは耐久性が高く、長持ちするためクロコダイルの製作に適しています。
ゲームの基盤作成
- 大型のダンボール
- ビニールテープ
- 装飾用のカラー画用紙(主に緑色)
- 紐と洗濯ばさみ
手軽に作れるスポンジ製クロコダイル
牛乳パックでの製作が煩雑な場合、スポンジを利用すると便利です。スポンジと割りばしがあれば、迅速にクロコダイルの本体を作成できます。
スポンジで口の部分を作り、油性ペンでギザギザの歯を描きます。次に、画用紙で作った目をスポンジに貼り付け、本体に割りばしを挿入します。これで簡単にクロコダイルが完成し、スポンジ製なので柔らかく壊れにくいため、小さな子供たちも安心して遊べます。
ダンボールを使用したクロコダイルの作り方
通常は牛乳パックを使用してクロコダイルを作りますが、ダンボールを使っても簡単に作れます。適切なサイズに切り出したダンボールを丸めて本体の形を作ります。
ダンボールは十分に巻くことが重要で、巻きが少ないと叩かれた際に潰れやすくなるため、しっかりと巻くか軽いハンマーで叩くことをお勧めします。完成したダンボールのクロコダイルには、折り紙やマジックペンを使用して簡単に顔や体の色を加えることができます。
幼稚園で楽しむ手作りクロコダイルゲーム
クロコダイルゲームは、幼稚園や保育園のお祭りや市場ごっこなどのイベントで、異なる年齢の子どもたちが一緒に楽しめるゲームです。特に3歳から5歳の子どもたちには、ゲームのルールを理解しやすく、さまざまな役割を楽しむことが可能です。
子どもたちがクロコダイルを叩くだけでなく、操作する役割を持つことで、グループ活動や多人数でのプレイが楽しめます。ゲームのルールは時間制限を設けたり、スピードを調整したりと、工夫次第で多様にアレンジでき、子どもたちが自らルールを考えることでゲームの楽しみが増します。
クロコダイルゲームの基盤作成
クロコダイルが出入りするための穴が開いたトンネルを持つ基盤を製作します。
子どもたちがクロコダイルをスムーズに操作できるように、トンネル間でクロコダイルがぶつからないようにするために、厚みのある丈夫な材料を使用することをお勧めします。おすすめの材料についても詳しく解説します。
合板の使用
- 合板はホームセンターで購入できます。
- 頑丈で壊れにくく、耐久性があります。
- 費用は約2,000円が目安です。
- 加工は手間がかかりますが、ジグソーを用いると比較的簡単に加工できます。
厚手のダンボールの選択
- 厚手のダンボールは市場での入手が難しいことがあります。
- 購入する場合、価格は通常より高めです。
- 耐久性が高く、一般のダンボールよりも加工が難しいです。
- カッターを使った加工が必要です。
ダンボールの利用
- ダンボールは入手が容易で、どこでも手に入る便利な素材です。
- コストが低く、手軽に使用できます。
- 加工は簡単ですが、耐久性が低いため補強が必要な場合があります。
これらの素材を使って背景やその他のデザインを行い、トンネルは縦14cm、横12cmの大きさで作成します。トンネル部分にはすずらんテープを使用して仕上げます。
自作クロコダイルゲームのハンマー作成
市販の軽量ハンマーを使用する方法もありますが、ペットボトルや紙コップを使って簡単に自作することもできます。
【紙コップで作るハンマー】には以下のものが必要です:
-
- 紙コップ
- 新聞紙
- プラスチックラップの芯
- ガムテープ
- はさみ
【製作手順】は次の通りです:
-
- 2つの紙コップの飲み口を合わせて、プラスチックラップの芯が入る大きさの穴を開けます。
- 紙コップの内部に新聞紙をぎっしりと詰めます。
- 強力テープで紙コップを固定します。
- プラスチックラップの芯を挿入し、さらにテープで固定して完成します。
自作クロコダイルゲームのキャラクターフェイス
クロコダイルの顔の表情はゲームの楽しさを大きく左右します。手作りする際には、怖い顔、泣いている顔、笑っている顔など、さまざまな表情を試すことができます。
これにより、遊ぶ子どもたちも多様なクロコダイルの表情に触れることができ、ゲームの魅力が増します。
お気に入りのクロコダイルの表情を見つけてみてください。
手作りクロコダイルゲーム用の看板作り
ゲームの看板に「クロコダイルゲーム」と明記すると、そのゲームが何か一目でわかります。子供たちには、絵の具や色彩豊かな材料を使って自由に装飾させると、看板が一層魅力的になります。
文字はポップでカラフルなスタイルで描くと、ゲームの楽しさがより伝わります。ジャングルテーマを強調するために、ヤシの木やモンステラの葉のデザインを加えると効果的です。
さらに、得点のルールなども看板に記載すると、ゲームの内容が子供たちにも理解しやすくなり、興奮も高まります。
クロコダイルゲームのルール説明
クロコダイルゲームの基本は、現れるクロコダイルをタイミングよく叩くことです。このシンプルなルールは保育園の子どもたちにも非常に人気があり、大いに盛り上がります。具体的な遊び方は以下の通りです。
- キッチンタイマーを50秒に設定します。
- 子供には専用のハンマーを持たせます。
- 「食べちゃうぞ!」の合図でゲームを開始します。
- タイマーを起動し、クロコダイルを手動で操作します。
- 子どもたちは現れるクロコダイルを叩きます。
- 30秒が経過すると、「もう怒ったぞ!」と言って動きを速めます。
- タイマーが終了したら、「まいった、すごい!」と声をかけてゲームを終了します。
叩くのが難しい子もいるかもしれませんが、ポジティブなフィードバックで楽しい終わり方をすることができます。ルールの調整により、さまざまな楽しみ方が可能です。
まとめ
以上で「クロコダイルゲーム」の魅力と概要を紹介しました。このゲームはルール設定や役割分担を行うことで、特に3歳から5歳の子どもたちに適した創造的な遊びとなります。
クロコダイルの製作には、保育者だけでなく子どもたちも協力することで、ゲームへの愛着が増します。是非、このゲームを遊びや教育活動に取り入れてみてください。