学生の長期休暇に旅行を計画する際に便利な青春18切符(18切符)。初めての利用者には手続きや使い方が分かりにくいかもしれません。
この記事では、18切符を利用したいと思っているけれど、購入方法や利用開始のタイミング、品切れのリスクなど、気になる点を詳しく調べて、分かりやすく解説します。
それでは、一緒に見ていきましょう。
青春18切符は売り切れない?いつでも手に入る?
青春18切符の当日購入方法
おすすめは自動券売機を利用することです。
自動券売機以外にも、みどりの窓口での購入も可能ですが、現在みどりの窓口の数が減少しているため、自動券売機の方がスピーディーです。
特に、みどりの窓口では行列ができることがあります。
支払い方法について
自動券売機及び窓口でのクレジットカード利用が可能です。
窓口での青春18切符の購入方法と価格
当日窓口で青春18切符を購入することができます。
購入時は「青春18切符をください」と伝えるだけでOKです。
価格は12,050円(1回あたり2,410円)です。
消費税の調整でこの価格になっています。
簡単なやり取りで購入できるため、初めての方でも問題ありません。
人前が苦手な方は自動券売機の利用がお勧めです。
小規模な駅では窓口がない場合があるため、その場合は設置されている大きな駅での購入をお勧めします。
青春18切符の在庫切れは心配無用
記事のタイトルを見て不安になった方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
青春18切符は枚数制限がないため、通常は売り切れにはなりません。
ただし、機械故障などの特殊な事情が発生する場合を除き、基本的には在庫不足の心配はありません。
JRにとっても有益な青春18切符
青春18切符は、JRにとって印刷するだけで収益を得られるシンプルな商品です。
この券は主に既に運行している列車の空席を活用するもので、追加のコストはほぼ発生しません。
このようなシステムは、ほとんど物理的なコストがかからない点で、デジタルデータのように主に数値の形で存在します。
購入後すぐに利用可能
青春18切符は、利用期間中であれば購入したその日からすぐに使用できます。
つまり、電車に乗る直前に購入し、直ちに旅行を開始することが可能です。
ただし、販売期間外には購入ができないため、この点に注意が必要です。
例えば、8月31日には購入してすぐに使うことができますが、9月1日は販売が行われていないため使用は不可能です。
販売最終日から10日間は購入しても使用できないので、その点を覚えておくと便利です。
販売期間外でも諦めないで
もし青春18切符の販売期間を逃した場合でも、金券ショップで購入することができるかもしれません。
利用を希望する場合は、金券ショップでの購入も検討すると良いでしょう。
青春18切符の購入期間と利用期間の差異について
注意が必要なのは、青春18切符の購入期間と利用期間が異なる点です。
例えば、9月からの利用を考えていても、その時点で既に販売期間が終了している可能性があります。
過去にはこのタイミングで購入を逃し、金券ショップで購入するしかなかったケースもあります。
特に4月、9月、1月の利用を計画している場合、前月末までに購入することが重要です。
以下に、例年の販売期間と利用期間を示しますが、年によっては多少の変動があります。
春の推奨利用期間:
- 販売期間:2月20日から3月31日
- 利用期間:3月1日から4月10日
夏の推奨利用期間:
- 販売期間:7月1日から8月31日
- 利用期間:7月20日から9月10日
冬の推奨利用期間:
- 販売期間:12月1日から12月31日
- 利用期間:12月10日から1月10日
購入期間が利用期間よりも先に始まり、また終了するため、計画的な購入が求められます。
また、すべての回数を使い切れなかった場合は、金券ショップで売ることも一つの選択肢です。
利用期間が近づいていなければ、1回や2回の利用を望む人にとっては、売却も比較的容易です。
12,050円で5回の利用を考えると、3、4回の利用で元が取れることもあります。
青春18切符で快速・新快速をフル活用しよう!
快速・新快速への乗車が可能
青春18切符を持っていると、新快速列車をはじめ、快速列車にも自由に乗車できます。
例えば、姫路から京都まで新快速を利用すれば、約1時間30分で到達可能で、大変便利です。
また、名古屋地区で運行されている特別快速列車も利用できますので、積極的に利用してみてください。
新幹線や特急列車は利用不可
青春18切符では、特急列車や新幹線に乗ることはできません。
これらの列車を利用する際には、通常の特急券と乗車券が必要になります。
つまり、青春18切符だけではカバーできず、追加で通常の運賃を支払う必要があります。
新幹線を賢く活用する方法
例えば、岡山から相生までの間で普通列車の本数が少ないとき、新幹線を利用してこの区間を移動することも一つの選択肢です。
これを一般に「新幹線ワープ」と呼びます。
隣の駅間を移動する際には、お得な特定特急料金が適用されるため、この方法を覚えておくと便利です。
総括
この記事を通して、青春18切符の初心者が抱える疑問を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
「習うより慣れろ」の精神で、一度18きっぷを使ってその便利さを体験してみることをお勧めします。
ただし、三江線のように廃止された路線を利用する際には帰れなくなるリスクもあるため、
野宿が必要になる可能性も考慮する必要があります。
特に4月は天候が不安定なため野宿を避けるべきですし、冬はさらにリスクが高まるため、電車の遅れなどによる不便を避けるためにも、冬季の利用は控えることをお勧めします。