天気予報でよく目にする降水量の数値。特に「降水量1mm」という予報を聞くと、どれほどの雨量か気になりますよね。
傘が必要かどうか、アウトドア活動ができるかなど、さまざまな疑問が浮かぶでしょう。
この記事では、1mmの降水量が具体的にどれほどの量を意味するのかを詳しく説明します。
また、この程度の雨なら自転車での移動は大丈夫か、ゴルフ、野球、釣りなどのアクティビティや、テーマパークでの遊び方、運動会の開催可否などについても考察していきます。
1mmの降水量って、どれくらい?
よく耳にする「降水量1mm」ですが、これが具体的にどの程度の量を意味するのか疑問に思う方も多いでしょう。
基本的には、1時間で集まる水の高さを示しますが、10分や12時間といった異なる時間枠での計測も行われます。
一般的な天気予報アプリでは、6時間ごとの降水量を表示することが多いです。例えば、6時間で12mmの降水量が予報されている場合、1時間あたりでは2mmという計算になります。
自分で降水量を測る際は、両端の幅が等しいコップを1時間置いて、その中に溜まった水の高さを測ります。この方法で、1mmの高さが1mm/h、2mmなら2mm/hの降水量を示します。
気象庁ではより正確な「転倒ます型雨量計」を使用して降水量を計測しています。
気象庁の発表では、降水量は0.5mm単位で行われ、1mmの降水量は実際には1~1.4mm、1.5mmは1.5~1.9mmと幅を持って発表されることがあります。
なお、一般的な天気予報では1mm単位での予測が行われるため、予報された1mmの降水量は実際には1~1.9mm、2mmの場合は2~2.9mmの範囲になることを理解しておくと良いでしょう。
降水量1mmの時、傘は必要?
「降水量が1mm」との予報を聞くと、多くの人が「それほど強い雨ではない」と考えるかもしれません。
しかし、実際にはそこそこの雨量となり、人によって感じ方が異なります。傘を使用しない場合、意外と体が濡れてしまうことがあります。
傘なしでも何とか対応できる場合もあるでしょうが、このくらいの降水量の際には多くの人が傘を使うことを選ぶでしょう。
1mmの雨量で自転車利用は可能か?
降水量が1mm程度の場合、自転車の利用に大きな支障はないと言えます。ただし、歩行時と比べて、自転車に乗る際は雨で体が濡れやすいため注意が必要です。
降水量が2~3mm以上になると、適切な防水対策がなければ厳しい状況になる可能性があります。
自転車運転中の傘の使用は道路交通法違反となり、最大で5万円の罰金の対象となるため、レインコートの着用を推奨します。
また、大雨の際は視界の悪化やブレーキの効きが悪くなることから、安全のために自転車の利用を控える選択肢も重要です。
降水量1mmでゴルフはできるか?
降水量が1mm程度なら、ゴルフを楽しむことは充分に可能です。体が少々濡れることはあるかもしれませんが、集中してプレイすれば問題は少ないでしょう。
雨が苦手な人にはやや不快かもしれませんが、多くのゴルファーにとっては許容できる雨量と言えます。
プロゴルフのトーナメントでも、1mm程度の雨では通常中止にはなりませんが、雨量が2~3mmになると傘が必要になることがあります。
さらに、4~5mm以上の降水量だと、風の状態を含め中止の判断が必要になる場合もあります。
降水量1mmでの野球、可能性は?
降水量が1mm程度の雨ならば、傘を使用せずにも耐えられる程度で、草野球の試合を実施することが可能です。
しかし、降水量1mmと予報されても、実際の雨量は1~1.9mmの範囲で変わる可能性があるため、予想よりも雨が強く感じられることがあります。
また、長時間のプレイでは、降った雨が溜まりグラウンドの状態が悪化することも考えられます。
基本的にプレイは可能ですが、晴れた日に比べてグラウンドのコンディションは劣る可能性があります。
プロ野球の場合は、雨量よりもグラウンドの状態が試合開催の主な判断基準になります。
1mm程度の雨では試合が続行されることが多いものの、グラウンドの状況によっては中止となることもあり、判断が難しいです。
スケジュールが詰まっている場合には、試合が強行されることもあります。
降水量1mmでもディズニーパークは楽しめる?
降水量が1mmと予報された日にディズニーランドやディズニーシーを訪れる際の楽しみ方について考えると、1mmの雨量では傘なしでも比較的快適に過ごせるレベルです。
そのため、ディズニーパークを充分に楽しむことができます。屋外アトラクションにおいても、この程度の降水量であれば通常どおり運行される可能性が高いです。
ただし、雨が強まったり、風が加わった場合にはアトラクションの運行停止の可能性もあるため注意が必要です。
パレードは雨が降っても実施されることが多いのですが、安全上の理由から強風が吹いているときは中止になることがあります。
夜間のパレードは、昼間に比べて視界が悪くなるため、中止になる可能性が高くなります。また、雨の日はパーク内で傘を使用する人が多くなり、歩行時の混雑に注意が必要です。
少雨でも釣りは可能?
降水量が1mm程度であれば、雨粒は細かく、釣りをする上で大きな障害にはなりません。
しかし、雨に濡れることや、動かないでいると体が冷えやすいので、これらの点を考慮する必要があります。
そのため、防寒策を十分に講じること、できれば傘を使うことを推奨します。降水量が2~3mm以上になると、釣りにはあまり適していないと言えます。
特に釣り経験が浅い方は、このような天気の日の釣りは避けるのが無難です。
雨の日の運動会、開催判断は?
一年に一度の大イベント、運動会が雨天によってどうなるかは気になるところです。運動会の開催は、校庭やグラウンドの状況に大きく依存します。
前日から雨が降り続けている場合、地面がぬかるんでしまい、運動会の開催が非常に困難になることがあります。
さらに、当日突然雨が降った場合は、参加する子供たちの安全面を考慮し、開催が難しくなることも考えられます。
降水量が1mmであれば雨はそれほど強くないかもしれませんが、雨が続けばグラウンドの状態は悪化し、子供たちの体力を消耗させる可能性があるため、開催が難しくなることもあります。
最終的には、予備日の有無も含めて総合的に判断されることになります。中止となる場合は、学校や幼稚園からの連絡に注意してください。
降雪時の積雪量、どのくらいになる?
天気予報で1mmの降水量が報告された場合、それが雪だと積雪量はどの程度になるのでしょうか?
雪の種類によって変わりますが、一般的には1mmの降水量がおよそ1cmの積雪と等しいとされます。積雪量を測定する際には、降った雪を溶かして液体として測る方法が取られます。
結論
このように、1mmの降水量が実際にはどれだけの雨や雪になるのか、そしてその影響がアウトドアイベントやレジャー活動にどう影響するかについて検討しました。
天気予報はあくまで予測であり、実際の天候は予報と異なることもあります。
予報が小雨を示していても実際には豪雨になることもあるので、予報には幅を持たせて受け止め、臨機応変な対応が必要です。