10インチはタブレットにとって一般的なサイズであり、多くの製品で採用されています。
たとえば、iPadシリーズには10.2インチ、10.5インチ、さらには10.9インチのモデルがあり、このサイズ範囲で様々な選択肢が提供されています。ただ、インチという単位だけでは、実際の大きさを想像しづらいこともあるでしょう。
そこでこの記事では、10インチがセンチメートルやミリメートルでどれほどの大きさなのか、そしてそのサイズを持つノートPCやタブレットの具体的な寸法について詳しく解説します。
10インチの実寸はどれくらい？
10インチはセンチメートルに換算すると約25.4センチメートルです。これは1インチを2.54センチメートルとして計算した結果ですつまり、約25センチメートルと覚えておけば、10インチの大きさを大まかに把握できます。
また、この大きさが日常的にどのように感じられるのかも、これからご説明していきます。
10インチがミリメートルでどれくらいか知っていますか？
本文：10インチをミリメートルで表すと、正確には254ミリメートルになります。これは、1インチが25.4ミリメートルであることから、10倍した値に相当します。
10インチのノートPCやタブレットの画面サイズについて
続いて、10インチの画面が実際にどれくらいのサイズなのかを見てみましょう。画面の縦横比によって寸法が異なるため、よくある縦横比の例を挙げて、それぞれのサイズを具体的に説明します。
縦横比が16:9の画面の大きさ
縦横比16:9は、一般的にワイドスクリーンと呼ばれ、多くの液晶テレビなどで使用されています。この比率の画面は横に長く、「ワイド画面」とすぐに分かる形です。この比率での10インチ画面の寸法は以下の通りです。
- 横幅：約22.14センチメートル
- 縦幅：約12.45センチメートル
16:10比率での10インチ画面の大きさ
縦横比16:10は、16:9の比率よりも縦の長さを若干長く設定しており、作業スペースが広く感じられるため、多くの人に好まれています。この比率は、文書作成やインターネットの閲覧といった作業に特に適しており、そのようなデバイスの需要が増えています。
この比率の10インチ画面のサイズは、横が約21.54センチメートル、縦が約13.46センチメートルです。
4:3比率の10インチ画面の大きさ
かつてブラウン管テレビで一般的だった縦横比4:3は、現在ではiPadをはじめとする多くのタブレットで採用されています。古典的なイメージと現代的なイメージを兼ね備えたこの比率は、昔から今日に至るまで広く使われています。
この比率での10インチ画面の寸法は、横が約20.32センチメートル、縦が約15.24センチメートルとなっています。
10インチ台のノートPCとタブレットの具体的なサイズについて
これまでに10インチ画面の一般的な縦横比に基づくサイズをご紹介してきましたが、実際には市場にはさまざまなサイズのノートPCやタブレットがあります。ここでは、これらの具体的な製品サイズを紹介し、購入の際の参考にしていただければと思います。
10.1インチで縦横比が16:9の場合
市場に出回っている10インチサイズのノートPCは正確には10インチというものは少なく、多くは10.1インチというサイズが一般的です。
この10.1インチで縦横比が16:9のモデルの場合、サイズは横幅が約22.36センチメートル、縦幅が約12.58センチメートルとなります。
10.1インチで縦横比が16:10の場合
10.1インチのノートPCの中では、縦横比16:9よりも16:10の方がよく見かけます。この比率でのサイズは、横幅が約21.75センチメートル、縦幅が約13.6センチメートルです。
10.2インチで縦横比4:3の場合（iPad第9世代）
特にiPad第9世代で採用されている10.2インチサイズは、縦横比が4:3です。このサイズでの画面寸法は、横幅が約20.73センチメートル、縦幅が約15.54センチメートルとなっています。
10.5インチの画面で縦横比4:3を採用しているiPad Air第3世代
iPad Airの第3世代には、10.5インチの画面サイズが採用されています。このモデルでは、従来から多くのデバイスで使用されている4:3の画面比率が使われており、
その結果、画面の横幅は約21.34センチメートル、縦幅は約16センチメートルとなっています。
10インチサイズを日常の物と比較してみよう
10インチの大きさについて、これまでさまざまな数値を見てきましたが、より直感的に理解するために、私たちの身の回りにある物と比較してみましょう。
B5サイズの紙との比較（例：週刊誌）
B5サイズは、一般的に182mm x 257mmとされており、多くの週刊誌がこのサイズで出版されています。このB5サイズの長辺は10インチの長さとほぼ同じで、差はわずか3ミリです。例えば、週刊少年ジャンプや学校でよく使われるノートもこのB5サイズです。
このことから、B5サイズの紙の縦の長さを10インチの大きさとほぼ同じと考えることができ、日常生活の中で10インチのサイズ感を容易にイメージすることができます。
新聞の折り込み広告と同じB4サイズ紙の比較
B4サイズの紙は257mm x 364mmの寸法を持ち、これはB5サイズの約2倍の大きさに相当します。B4サイズの短辺は、10インチと非常に近く、たった3ミリの差です。新聞の折り込み広告でよく見るこのサイズを思い出してみれば、10インチがどれほどの大きさなのか想像しやすくなります。
バスケットボールのサイズ7との比較
様々なサイズがあるバスケットボールの中で、中学生以上の男性が使う標準的なサイズは7号球で、その直径は約24.5cmです。これは10インチとほんの9mmしか違わないため、バスケットボールに親しんでいる人なら、その大きさから10インチのサイズ感を把握しやすいでしょう。
まとめ
10インチは約25.4センチメートルという具体的な大きさを示しますが、市場には様々なサイズや画面比率のノートPCやタブレットが存在します。購入を検討する際は、製品の正確なインチ数と比率を確認し、サイズを正しく理解することが大切です。
また、日常生活でよく目にするB4サイズの短辺やB5サイズの長辺などと比較することで、10インチの大きさをより身近に感じることができます。
