ベーキングパウダーがなくても大丈夫？パウンドケーキをふっくらさせるコツ

パウンドケーキを作ろうとしたら、ベーキングパウダーがないことに気付きましたか？一般に、ベーキングパウダーは欠かせないと思われがちですが、実はそうではありません。

この記事では、ベーキングパウダーなしでパウンドケーキを美味しくふっくらと焼き上げる方法や、ベーキングパウダーの代わりになるもの、もし忘れた場合の対応策をご紹介します。

ベーキングパウダーがなくてもパウンドケーキは作れるの？

まず知っておいてほしいことですが、実はベーキングパウダーがなくてもパウンドケーキを作ることは可能なんです。

では、パウンドケーキの基本について見てみましょう。

パウンドケーキの基本的なレシピ

【必要な材料】

【作り方】

これでパウンドケーキの基本的な作り方の紹介はおしまいです。

材料を見てみると、ベーキングパウダーが含まれていないことが分かります。これは、パウンドケーキがベーキングパウダーが一般的になる前の伝統的なレシピに由来しており、もともとベーキングパウダーを使わずに作られていた歴史があるからです。

ベーキングパウダーがなくても、パウンドケーキをふんわりとさせることは可能ですが、その秘訣は何でしょうか？主に2つのポイントがあります。

これらの方法により、パウンドケーキは理想的なふんわりとした食感を達成できます。

では、なぜパウンドケーキ作りに無塩バターが推奨されるのでしょうか？その理由は、塩分を含む通常のバターが薄力粉と結びつきやすく、グルテンの生成を促進するためです。グルテンが多くなると生地が十分に膨らまないため、理想の食感にはなりません。

そのため、無塩バターを選ぶことが、美味しいパウンドケーキを作るコツとなります。これらのポイントを押さえることで、ベーキングパウダー無しでも美味しいパウンドケーキを作ることができます。

パウンドケーキ作りではベーキングパウダーが無くても大丈夫ですが、生地を膨らませたい時はベーキングパウダーを加えると便利です。それがない場合はどうすればいいのでしょうか？まず考えられるのが「重曹」の使用です。

重曹も生地を膨らませることができますが、苦味や独特の臭いが出ることがあり、加熱すると焼き色が濃くなるため、一概におすすめできるわけではありません。

別の選択肢として「ホットケーキミックス」があります。ホットケーキミックスには、必要な薄力粉、砂糖、香料、そしてベーキングパウダーがすでに含まれています。ただし、香料（例えばバニラ）が含まれているため、これが加熱されても消えないことを覚えておきましょう。

また、製菓材料売り場には「パウンドケーキミックス」もあり、これを使えば卵や無塩バターを用意するだけで、薄力粉をふるう手間やベーキングパウダーを忘れた心配から解放されます。

パウンドケーキ専用ミックスは、余計な香りがつかないので、より確実に美味しいパウンドケーキが焼けるため、おすすめです。

オーブンでパウンドケーキを焼き始めた後に、ベーキングパウダーを入れるのを忘れたことに気付いたことはありますか？少量だけ使うため、作業台の上にそのままにしてしまうことが多いですよね。

そんな時はどうしたらいいのでしょうか。

もしベーキングパウダーを入れ忘れてしまっても、ケーキはそのまま焼き続けるのが良いでしょう。オーブンからすぐには取り出さないようにしてください。

オーブンが予熱されることで、卵白も温まり、徐々に膨らんでいきます。もしこの時点でベーキングパウダーを加え忘れたことに気づいて生地をかき混ぜると、卵白で作った泡が壊れてしまう可能性があります。

バターと卵白をきちんと混ぜ合わせていれば、ベーキングパウダーがなくても生地は自然とある程度膨らむものです。パウンドケーキは本来、軽やかさよりもしっとりとした密度のある食感が魅力のお菓子です。そのため、ベーキングパウダーを使わなくても、美味しく楽しめます。

パウンドケーキは1700年代初期、ベーキングパウダーがまだ一般的ではなかった時代に生まれた伝統的なお菓子です。現在では、お菓子作りにベーキングパウダーを使うのが一般的になりましたが、古い方法で作ると新しい食感や味が楽しめます。

パウンドケーキは基本のレシピをベースに、ドライフルーツやナッツ、茶葉を加えて大人向けの味にしたり、チョコレートやリンゴを入れて子供が喜ぶ味に変えることができます。自分だけのオリジナルパウンドケーキを作ってみてはいかがでしょうか。